今日のブログはちょっとマニアック
意外とマニアックシリーズは好評なのかアクセス数が多いんです(笑)
訳が分からない方は読み飛ばして頂くようにお願い致します。
分かる方は是非読みこんで下さいね~
ご質問もわかる範囲でお答え致します。
さて昨日のこの部品 もうお分かりの方も多いと思いますがサーモスタットです。エンジンの温度を適正に保つ重要な部品です DF200はV型6気筒エンジンですので片バンクに1個づつ2個入っています。
交換方法は前回交換時に動画を作っていますのでそちらをご覧ください。
今回交換中にサーモスタットが入っているカバーを留めているボルトが折れるという大ハプニングがありましたが何とか抜けてよかったです。ボルトにグリス塗っといてよかった~
左バンクのサーモスタットが固着していました。
走行後や長時間のアイドリング時にオーバーヒートの警告が出るのはサーモスタットの故障が多いです。走行中はエンジンの回転が上がっているのでインペラの回転も上がり冷却水の量が増えるのであまりオーバーヒートは出ません。
エンジン回転数が下がる、または低い時には冷却水の量が減るのでエンジンの温度が上がってしまうんです。 インペラが損傷している場合はパイロットウォーターが少なくなっているのでその場合はインペラを疑って下さい。走行中のエンジン回転が高い時にオーバーヒートする場合も大体インペラです。
カバーを外すとスロットルボディーが見えるのでついで綺麗に掃除しておきます。写真は清掃後ですがブローバイガスでかなり汚れていました。
船外機には車みたいにエアクリーナーがついていません。
ただ網がついてるだけです。ここもブローバイガスの油でべたべただったので綺麗に掃除しておきました。
先程からブローバイガスって単語が出てきますがわかりにくいので少し解説を
ブローバイガスとはエンジンのシリンダーとピストンの隙間を通ってクランクケースへ漏れ出した未燃焼ガスおよび混合気のことです。
未燃焼ガスというのは言葉通り「燃焼し切っていないガス」ですので、混合気と同様に燃料が含まれています。このガスは排気ガスより有害物質が沢山含まれているのでもう一度エンジンから吸い込んで再燃焼させています。この為にスロットルボディーやインテークチャンバーが汚れるんです
また、シリンダーとピストンの隙間(クリアランス)は、エンジンの個体差はありながらも少しずつ開いていきます(金属同士が擦れるため)
つまり、使用時間が長いエンジンはそのクリアランスが広がっている可能性及びブローバイガスが多く発生する可能性があります。
要するにエンジンがヘタってくると増えてくるわけです。
13年使ってるエンジンにしては綺麗な方だと思います。
最近ちょいちょいマイナートラブルがありましたが今シーズンも頑張ってもらいます。
長くなってきたのでマニアックシリーズその②へ続きます。
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